軽貨物ドライバーは任意保険に加入すべき?判断のポイントを解説します

軽貨物ドライバーは任意保険に加入すべき?判断のポイントを解説します

軽貨物ドライバーの仕事をはじめるのにまず準備するのが軽バン車両ですよね。

配送業の車は、普通の車と違い黒ナンバーをつけなければなりません。

そして、加入する保険も普通車とは異なってきます。

しかし、黒ナンバーの保険について詳しくない人も多いのではないでしょうか?

この記事では、黒ナンバーと任意保険の基礎知識と、加入を検討する際の判断ポイントについてお伝えします。

軽貨物ドライバーは黒ナンバー

黒ナンバーは、軽貨物運送業に携わるドライバーや車両のことを指します。

軽貨物運送業とは、荷主から運賃を受け取り、荷主の荷物を軽トラックで運送する仕事のことです。

この軽貨物運送業用の車両(営業ナンバー)に取り付けるナンバープレートの地色が黒であることから、ドライバー・車両の総称として「黒ナンバー」と呼ばれるようになりました。

軽貨物ドライバーとして仕事をおこなうためには、営業用の黒ナンバーを取得して取り付けることが国土交通省によって義務付けられています。

まずは、軽貨物事業を始めるにあたっての情報を記載した各書類を最寄りの運輸支局に提出しましょう。

・軽貨物自動車運送事業経営届出書 (2部・提出用/控え用)

・運賃料金設定届出書 (2部・提出用/控え用)

・事業用自動車等連絡書 (2部・提出用/控え用)

・車検証 (コピーでOK)

上記の書類を作成し、印鑑と車検証を持って運輸局に提出すれば、その場で受理印が押された「事業用自動車等連絡書」を発行してもらえます。

そして、運輸局でもらった事業用自動車等連絡所を持参して、軽自動車検査協会に行き黒ナンバーを発行してもらいましょう。

黒ナンバーを取得するためには以下の書類等が必要です。

・受理印が押された事業用自動車等連絡書

・印鑑

・住民票

・運送業に使用する黄色ナンバーの軽自動車・または黄色ナンバー

・ナンバープレート代(手続きする場所によって値段は異なります)

軽貨物ドライバーのための3つの保険

軽貨物ドライバーが加入する保険を3つ紹介します。

自賠責保険

一般車含め、車両を購入した全てのドライバーに加入が義務づけられている保険です。

「強制保険」とも呼ばれています。

加入していない車は車検を受けることができず、公道を走行することはできませんので、必ず入りましょう。

任意保険

加入は強制ではありませんが、一般車を含めて、多くのドライバーが加入する保険です。

任意保険の補償範囲は幅広く、加入者が必要な補償を選択できるのが特徴です。

主な補償内容は、賠償責任保険・傷害保険・車両保険の3つに分けられます。

貨物保険

任意保険と同様に、加入は強制ではありません。

貨物保険は一般車ではなく、荷物を運送するドライバーを対象とした保険なので、軽貨物ドライバーのようなドライバーが対象となります。

運送中に荷物を破損してしまった場合に、荷物の所有者に対しての損害賠償を補償する保険です。

軽貨物ドライバーは日々の走行距離が長くなる分、交通事故のリスクは一般車よりも高いとされているため、貨物保険も含めた任意保険への加入を強くおすすめします。

お客様の大切な荷物に何かあった場合、トラブルに成りかねないので、ぜひ貨物保険へ加入しておきましょう。

軽貨物ドライバー向けの任意保険の特徴

軽貨物ドライバー向けの保険には特徴があります。

一緒にみていきましょう。

保険料が一般車の任意保険よりも高い

黒ナンバーは、交通事故のリスクが一般車より高いため、任意保険料の月額は一般の家庭自動車よりも高くなります。

また、黄色ナンバー(自家用軽自動車)の場合は、保険料を割引できる特約がありますが、黒ナンバーにはないことが多いです。

軽貨物ドライバーの場合、軽バン車両で荷物を運ぶことが多いと思いますが、そのような割引がないので注意しましょう。

取り扱う保険会社が少ない

黒ナンバーの任意保険を取り扱う保険会社は、一部の大手保険会社に限られます。

インターネット経由で保険を販売する保険会社では、あまり取り扱われていません。

そのため、契約をする際は、直接店舗に出向いて相談する必要があるので気をつけましょう。

自家用車の保険を引き継げないことが多い

自家用車の黄色ナンバーから黒ナンバーに変更した場合、自家用車のときに加入していた保険を、そのまま引き継ぐことは基本的にできません。

新たに事業用の任意保険に加入することが求められます。

車両入れ替えや等級引き継ぎ(事故歴や保険の使用回数に応じた等級を引き継ぐこと)による割引も、受けることができなくなります。

さらに、軽貨物ドライバーの事業を廃業し、黒ナンバーから黄色ナンバーに戻す場合も、任意保険の継続はできないことが多いです。

一時的に事業を休止する際は、中断証明書を取っておくことをおすすめします。

中段証明書を取得しておけば、事業を再開した際に、以前の等級を継承することができます。

まとめ

今回は任意保険に加入すべきかどうか、判断のポイントを詳しく解説しました。

日々の仕事の中で、万が一事故を起こしてしまった際に大きな賠償を必要が発生した場合、保険というのは自分を守ってくれます。

事故を起こす不安がある人はリスクを避けるためにも保険の加入をお勧めします。

アウル輝では万全の研修体制があり、保険のことはもちろんのこと、ベテランドライバーがわかりやすくサポートしていきますので働きやすい職場、環境を提供できるような体制です。

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