現在、通販などネットでのショッピングが当たり前になり、それに応じて商品を運ぶ軽貨物配送ドライバーの需要が大幅に拡大しています。

そしてこのタイミングで軽貨物配送ドライバーに転職しようと考えている人も多くなってきています。

しかし、いざ転職をしようと思っても実際に何をすればいいのかわからない、具体的にどんな手続きや準備をしたらいいのかわからないという方が多いはずです。

そこで今回は軽貨物配送ドライバーに転職を考えている人に向けて、転職に必要な手続きや抑えるべきポイントをわかりやすく説明します。

軽貨物配送を始めたいと考える人が必ずぶつかる問題点とは？

軽貨物配送ドライバーを始めようとする人のほとんどがぶつかる問題があります。

それは個人事業主としての開業届などの届出関係についてです。

まず軽貨物配送ドライバーとして働く場合、おそらくだいたいが個人事業主として働くかたちになると思います。

そこで国税庁（お近くの税務署）に個人事業主として軽貨物配送を開業することを届出なくてはなりません。

他にも黒ナンバー取得の仕方や、必要な準備など、今までこういった業界で働いていた経験がなければ、まず何からしたらいいかわからない人がほとんどだと思います。

そうやって聞くと、難しそうに感じるかもしれませんが、実際は出さなくてはならない届出はそこまで多くはありません。

開業する際に必要な手続きや、出さなければならない届出について説明します。

まず始めに、「個人事業主の開業・廃業届出書」を提出する必要があります。

これは軽貨物配送に限らず個人事業主として働く場合には必ず出さなければならない届出になります。

他には「軽貨物自動車運送事業経営届出書」という軽貨物配送事業を始めるうえで必要な届出です。

こちらは陸運局で申請することができます。

もし、ご自身で用意した車で配送をしていく場合は黒ナンバーを申請し取得する必要がありますので、それも陸運局で届出を出すことができます。申請が完了したらナンバーを交換し、新しい黒ナンバー付ければ軽貨物配送として使うことができます。

最低限この「個人事業主の開業・廃業届出書」と「軽貨物自動車運送事業経営届出書」さえ申請しておけばこれで軽貨物配送ドライバーとして働くことができます。

さらに、個人事業主になると自身で確定申告をしなければなりません。そこで「青色申告承認申請書」を申請すると最大で６５万円の控除を受けることができるので、多少手間はかかりますがこちらも事前に申告しておくと収入を増やすことができます。

軽貨物配送ドライバーとして働くうえで必要な費用や道具とは

それでは軽貨物配送ドライバーとして開業が完了したら、次は実際の配送をしていくうえでかかってくる費用や、道具について説明します。

軽貨物配送を始めるには費用がかかる？

飲食店だったり、他業種を始めようとすると初期費用が数百万円から数千万円かかってくることもあります。

しかし、基本的に軽貨物配送を始めるうえで費用というのはほとんどかかりません。

そこがたくさんの人が軽貨物配送への転職をされる人が多い理由の一つとなっています。

軽貨物配送に必要な道具とは

軽貨物配送に必要な道具もそこまで多くはありません。

• 運転免許証
• 車両
• 車庫
• 営業所

以上の四つが軽貨物配送を始めるのに必ず必要なものです。

当たり前だと思うかもしれませんが、実際にそれさえあれば始めることができるのです。

営業所というのは個人事業主としての営業所を設定しなければならないので特別事務所などがない場合は自宅を記入すれば問題ありません。

他には配送案件によりますが、必要なアイテムについて説明します。

台車

一度に複数の荷物を運ぶ際には台車があれば楽に運ぶことができますし、スピードも上がるので車両に載せておくことをお勧めします。

バインダー

バインダーはお客様先でサインしてもらう用紙がある場合やピッキングの際に伝票や受領表をまとめる際に使うと便利です。

滑り止め付き手袋

これはその人の好みによりますが、滑り止めのついた手袋があるとたくさん荷物を運ぶ際に荷物を運びやすかったり、誤って落としてしまうことを防ぐことにつながります。しかし、付けたり外したりするのが面倒だという人にはお勧めしません。

まとめ

今回は軽貨物配送ドライバーとして開業したいと考えている人へ、必要な手続きや道具や、事前に準備しておくといい道具について説明しました。個人事業主として開業すると考えると難しいイメージをもたれやすいですが、実際にはポイントさえ抑えておけば費用もかからないので簡単に始めることができます。当社では一緒に軽貨物配送をしていく仲間を募集しています。完全未経験の方でも開業から稼働までをしっかりサポートさせていただきますので安心して開業することができます。興味のある方や、ご不明な点がありましたら、まずは気軽にお問い合わせください。