お金のことや精神面のことを考えて、近年では退職したあとも仕事をしたいと思っている人が多くいます。
しかしながら、現役のときは体力もやる気もあってたくさん仕事ができたけど、退職後にできる仕事はそんなにないと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで、シニアでも楽しく働ける仕事のひとつとして軽貨物ドライバーの仕事があります。
この記事では軽貨物ドライバーのシニアに向いている仕事内容や、なぜシニアに向いているのかその理由をお伝えします。
シニアでも軽貨物ドライバーとして働けるのか
シニアでも軽貨物ドライバーとして働く人が増えている理由や、シニアで働いている理由は以下のようになります。
病気やケガによる資金準備
高齢になってくると体が衰えてくるため、病気やケガによるリスクが大きくなります。
もし、病気やケガをすることになれば大きな資金が必要になり、中には保険の適用がされないものも。
将来のことを考えて、貯金をはじめている人も身近にいませんか?
怪我や病気になることを見越して保険をたくさんかける人もいます。
保険をたくさんかけるなら保険料を支払う金額も多いため、一度退職した人で元気な人は、保険料のために再び仕事を始めてお金を稼ぐ人が増えているのです。
介護負担を減らすため
病気や怪我の準備と同じように、介護の負担を減らすために軽貨物ドライバーの仕事を始める人もいます。
介護をしてもらうためには施設への入居やヘルパーを雇うなど、いろいろな出費が生じてしまいますよね。
退職金や年金だけでは介護費用を蓄えることができず、将来に不安を感じてしまう人は多くいるかと思います。
そのため、介護が必要になることを見越して、高齢であっても動けるときに仕事をしてお金を稼ぎたい人は多くいるようです。
体への負担が少ない
シニアでも軽貨物ドライバーの仕事をしている人が多い理由に、体への負担が少ないことがあげられます。
重い荷物を運ぶ作業は無理をすると腰や肩を痛める原因になりますが、軽貨物であれば体への負担が少なく怪我をする心配もありません。
そのため、退職後に軽貨物ドライバーとして働く人が増えているのです。
シニアに向いている配送業務の種類
シニアの人に向いている配送業務のひとつにルート配送があります。
ルート配送とは、定期的に決められた場所へ配送を行う案件形態のことです。
あらかじめ配送する順番や道順が決まっているため、軽貨物ドライバーになったばかりの方でも比較的簡単に配達することができます。
ルート配送は継続案件となるため、安定した収入を得られるのが特徴です。
決まった時間、決まった場所に荷物を届けるお仕事で複雑な作業もないため、シニアに向いています。
もし軽貨物ドライバーを始めようと考えている場合、ルート配送を希望してみるといいかもしれません。
シニアで未経験でも大丈夫?
シニアで未経験で本当にこれから軽貨物ドライバーとして働けるのか、不安に感じていると思います。
結論からいうと、シニアや未経験でも、軽貨物ドライバーとして働けます。
軽貨物ドライバーの仕事は特別な資格や学歴が不要であり、基本的に誰でもできる業務内容だからです。
実際に、退職後に軽貨物ドライバーとして開業した人もいます。
自分のペースに合わせて仕事ができるのが個人事業主としての軽貨物ドライバーの働き方です。
いきなり開業は不安かもしれないので、まずは週に数回軽貨物ドライバーとして仕事をしてみてはどうでしょうか。
働く際に気をつけるポイント
シニアで軽貨物ドライバーを考えている人の多くは、体力が落ちてしまっている自分に仕事ができるのかという不安を抱えています。
軽貨物ドライバーは運送業ですが、大型のトラックを運転したり何十キロもある荷物を運んだりはせず、運送業のなかでは体に負担はかからない業種となっています。
また、軽貨物ドライバーの仕事は自分のペースで働くことができますので、体調がよくないときや病院に行かなければならないときは、スケジュールを空けることも可能です。
逆に無理をして仕事をしてお客様や取引先に迷惑がかからないように、体調管理を意識しましょう。
また、軽貨物ドライバーの仕事は運転をする時間や荷物を積み下ろしする業務が多いですが、お客様と対面することもあります。
身だしなみや言葉遣い、お客様への対応などに気をつければ、シニアの人でもとても楽しく働けるお仕事です。
お客様が荷物を届けてもらって気持ち良くなるような対応を心がけましょう。